第2章 野性味ジェラシー!【ラギー&レオナ裏夢】
その日の大道芸は大盛況で幕を閉じた。
「おぉ!4万2千マドル!?さっきの大道芸でこんな稼ぐなんて凄いじゃないッスか!!」
ラギーは売り上げを数え喜んだ。
の頭をわしわしと撫でる。
『へへへ…それ全部ラギーにあげるよ』
「えっ!?」
ラギーは何割かは貰おうと思ってたけど流石に全部くれると思ってなくて驚きで目を見開く
「ぜ、全部?本当にいいんスか!?」
『うん、私ご飯食べれればそれでいいし』
そう言って笑うにラギーは馬鹿!と一言言ってこう続けた。
「このお金がご飯になるんスよ?もっとよく考えて…」
『ん〜全部はダメなら半分こしよ!それならいいでしょ?』
お金の価値をいまいちわかってないにラギーは説明することを諦めた。
「分かったッスよ、半分なら貰うッス」
ラギーは半額の2万1千マドルを貰って自分の財布に入れた。
「さて、今日はこのお金でドーナツ買ってウチに帰るッスよ」
『ドーナツ?』
「シシシ…俺の好物ッスよ!たくさん買って近所のガキどもにも分けてやらねぇとな!」
『近所の子の分も買うの?』
「ハイエナはたくさん獲物がとれたときはみんなで分け合うんスよ!」
『そっか、ラギーは優しいね』
そう言って笑うにラギーは少しドキッとした。
「そ、そんなことないッスよ!」
『私を拾って面倒見てくれてるだけじゃなくて近所の子達のことまで考えてあげて…ラギーは本当素敵な人だなって思うよ?』
ラギーは素直に褒めるの言葉に恥ずかしくなって顔を両手で隠す
『ん?どうしたの、ラギー?具合悪い?』
「な、な…なんでもないッスよ!明日はの洋服とか生活に必要なものたくさん買うッスよ〜!そのために大道芸もっと磨いとくんスよ!!」
『うん!そうだね…私頑張るよ』
とラギーはドーナツ屋さんに寄って大量のドーナツを買って、近所の子達に配り歩いた後で帰宅した。