第2章 野性味ジェラシー!【ラギー&レオナ裏夢】
ラギーに連れてこられた場所は、レストラン
『…ここは?』
「飯屋ッスよ」
『ご飯?ご飯食べさせてくれるの?』
はキラキラした目でラギーを見る
ラギーは悪い笑顔を浮かべながら「ご飯食べれるかどうかはの働き方次第ッスよ」と言ってお店の裏口の扉を開いた。
「こんちは〜店長!新しいバイト連れてきたッスよ!」
「おぉ!ラギーくん、新しいバイトってその子かい?」
店長と呼ばれた猪のような男性がを見てそう尋ねる
「そっす!さっき拾ったッス」
『ラギー、バイトって何?』
「仕事する人のことッス…店長すいませんね、この子だいぶ田舎者だから常識通じないとこあるんスけど仕事させてもらうことできるッスかね?」
「そうか、まぁうちとしても人が入ってくれるのは助かるからな!皿洗いとか雑用で良ければ良いぜ!」
「シシシ…店長ありがとうッス」
ラギーはを店長に預けて、自分はホールとして仕事を始めた。
『あの、よろしく…お願いします』
が遠慮気味に店長に頭を下げるとこちらこそよろしくと返ってきて早速仕事を教わった。
お皿の返却は返却口にお客が持ってくスタイルのお店だから、お客が返したお皿をひたすら洗う簡単なお仕事…の筈だった。
『…わっ!』
バリーーーン!
『うぁっ…!』
ガシャーーーーン!!
『っとと…!』
ガシャ…ガシャガシャーーーーン!!
はものの15分でお皿を7枚も割りまくった。
「何やってんだよ〜…いくらラギーの紹介でも、こんな酷いとウチでは雇えないよ」
それもその筈だ
は今までライオンとして生活しててお皿洗いなどはじめてやるし、人間としての身体の使い方にも慣れてない
『…すみません』
15分でクビを言い渡されたは店のカウンター席の隅っこで落ち込んでいた。
「やぁ〜社会勉強のつもりでバイト手伝わせたけど…まだ早かったみたいッスね」
悪かったッスと謝りつつラギーはに賄いのご飯を届けにきてくれた
『…ごめんね、ラギー。せっかく私にここ紹介してくれたのに…』
上手くいけば紹介料としての給料から何割か貰うつもりでいたラギーは本当のことなんて言えるわけもなく…