第1章 灼熱サンシャイン!【カリム・アルアジーム/切甘】
『…本当ですか?』
扉の隙間からが顔を覗かせる
「約束する!ほら、ジャミルもっ!!」
「…あぁ、約束しよう」
『…信じて、良いんですか?』
2人は首を縦に振って頷く。
は部屋から出てきて手を大きく広げてカリムとジャミルに抱きついた。
「わっ…////」
「っ…!」
『2人とも…ひっく…うぅ、本当怖かったんですからね〜…も、私ずっと怖くて怖くて…うぁぁあん…』
子供のように大声で泣くは2人の胸に顔をグリグリと押し付ける。
「ちょ、お前…子供じゃないんだから…/////」
珍しくジャミルが照れながら動揺してる姿を見てカリムがケラケラ笑い出す。
「な、何だカリムッ!」
「ハハハ、ジャミルのそんな顔初めて見たぞ!ジャミル結構ウブなんだなぁ〜に抱きつかれて照れてるなんて!」
「てっ…照れてなんかっ…////」
「顔真っ赤だぞ」
「うるさ…あっ!俺の服に鼻水付けるな!!…ったく、しょうがないなぁ」
ジャミルの服にはべったりとの鼻水が付いていてそれを見てまたカリムが笑う
『うぁぁぁぁ…うぅあぁ…うっ…うぅ…ぐずっ…ズズズズッ!』
はそのままジャミルの服で鼻をかみはじめた
「…て、コラ!鼻水つけたからってそのまま鼻かむのやめろ!!」
「あははは…良かった、とジャミルが少し仲良くなってくれたみたいで!」
カリムがそういうと2人はお互い目を合わせた。
「『俺(私)…実はずっと(ジャミルさん)に嫉妬して(ましたから)たからな』」
『えっ?』
「えっ?」
「あはは…結局もジャミルも似たもの同士だったって事だな!」
カリムはとジャミルの背中をバシバシ叩いた。
もジャミルをお互いを見て今まで心の中にあったものを曝け出すように笑い合った。