第1章 灼熱サンシャイン!【カリム・アルアジーム/切甘】
これもカリムのため…
カリムの?いや、本当は俺の為じゃないのか?
カリムがのことばかり考えてるのが気に入らなくて彼女に嫉妬して魔法を使って嫌がらせをしてるだけじゃないのか?
カリムの目の前にいないのに頭の中を独占してるに…俺は、嫉妬していたんだ…
「…ミル、ジャミル!」
カリムの俺を呼ぶ声にハッとした。
「な、何だ?」
そうだ、俺は今回の騒動でカリムやみんなに迷惑をかけて…
を傷つけて…
「今回の事でお前が俺の為を思っていろいろやってくれてたんだってすげぇ分かったよ!今まで本当にごめんな!俺もっとちゃんとするよ!」
「俺の方こそ、悪かった。お前の為とか言って結局全部自分の為だったんだって気づいたよ」
「そんな事ねぇよ!ジャミルは本当に俺たちのために頑張ってくれてるんだから!」
「カリム…」
「でもにやった事は俺もお前も許される事じゃないから…今から一緒に謝りに行こうぜ!」
「は!?いやいや…それはお前が俺のユニーク魔法にかけられてやった事で…だから全部俺のせいなわけだから…」
「でもから見たら俺に酷いことされたと思ってる訳だから俺も謝らないとだろ?な、一緒に行こうぜ」
「で、でも…あんな酷いことしておいて俺合わせる顔が…」
「顔なんて気にすんなって!ほら、行くぞ〜!」
「ちょ、カリム!押すなよ!!」
カリムは俺の背中を押してオクタヴィネルに向かう。
「さんならモストロラウンジの留守を任せていますから、モストロラウンジに行けば会えると思いますよ」
アズールがそう告げるとカリムはサンキューと答える
アズール、ジェイド、フロイドの3人が何かニヤニヤしながらこっち見てるのに若干イラつきを覚えた。
監督生とグリムは「よかったね」「一件落着なんだゾ!」と口々に言っている。