第1章 灼熱サンシャイン!【カリム・アルアジーム/切甘】
ホリデーのパーティーのための買い出しに向かうジェイドとフロイドは寮の出口へと歩く
「ねぇねぇクマノミちゃんどこにいるか知らなーい?」
「あぁさんですね…そういえばここ3日間ほど見かけていませんね」
「モストロラウンジ暇だしクマノミちゃんで遊ぼうと思ってたのにつまんないなぁ」
「おやおやフロイド、さん"と"遊ぶ。ではないのですか?」
そんな会話をしてる2人は寮の出口前の鏡舎で倒れ込んでいる人影を発見した
「あれなぁに?」
「おや、あれは…」
2人は出口を通り倒れてる人影に近づく
「あららクマノミちゃんじゃ〜ん!なぁにしてんの?」
は渇いた汗に体温を奪われ、うなされている。
「フロイド!大変です!!彼女は脱水症状と栄養失調を起こしてます。それに、渇いた汗で体温も奪われています…このままじゃまずいですね」
「えー、なにそれヤバくない?」
「急いでモストロラウンジに運びましょう!」
「しょうがないクマノミちゃんだなぁ」
フロイドは、を担ぎ上げた。
「あはっ、何これ〜軽っ!軽過ぎ〜」
「アズールにも報告しなければ…」
ぐたっとして大人しく抱えられてるは掠れた声で『カリム様…どうして?』と寝言を呟いてうなされていた。
ジェイドの耳はそれを聞き逃さなかった。
ジェイドとフロイドはを保護してモストロラウンジへと引き返した。
モストロラウンジに着いた双子はソファーにを寝かせて毛布を掛けた。
「脱水症状の場合まず経口補水液を飲ませなければなりませんね…確か冷蔵庫にスポーツドリンクが…」
「なぁんか救助ごっこ飽きてきた〜クマノミちゃん起きて!遊ぼうよ〜」
「フロイド!今それどころじゃありませんよ」
「え〜つまんね」
の横に座ってそっぽを向くフロイドと冷蔵庫からスポーツドリンクを取り出すジェイド
そこにアズールがやってきた
「おやおや2人ともどうしたのですか?」
「アズール!大変ですさんが脱水症状と栄養失調を併発していて渇いた汗で体温も奪われています」
「それは一大事ですね。私は料理を作りましょう。フロイド!これで彼女の汗を拭ってあげてください」
アズールはお湯で濡らしたタオルを絞ってフロイドに渡した