• テキストサイズ

【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第10章 番外編 猫



クスクスと笑うしのぶに背を向け、シュンと消えるように去っていった。


し「さてさて、どうなりますかね…。」


楽しそうに笑うしのぶ。


──ガラッ


ア「しのぶさま!!急患です!!
…そのっ、猫です!!」


慌てた様子のアオイが扉を開ける。


し「来ましたか…。」


ふぅ、と痛む頭を抑え立ち上がる。


し「みんな処置室へ運んでちょうだい。」


ア「はい!!」


しのぶの指示を聞き、走ってゆくアオイ。


し「さてと、頑張りますか…。」


重たい足を動かし、処置室へ向かった。





────────
──────────────────


不「…にしても、ほんっとに起きねぇなァ。」


屋敷につき、腕の中の杏を見下ろすも相変わらず起きる気配がない。


はぁ、と溜息をつきながら畳のうえにおろす。


そのとき、不死川のお腹から小さく音がなった。


不「とりあえず、飯でも作るかァ。」


もうすぐ日付が変わるが、未だに夕餉を食べていなかったため台所へ向かう。


不「アイツも食う…よな。普通に食わせていいって言ってたよな、確か。」


チラッと眠っている杏に視線を向け、しのぶとの会話を思い出す。

/ 1147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp