第50章 勝利と代償
し「そうですか。」
そう言って顎に手を当てて考え込むしのぶ。
し「艶。サクラを呼んできてちょうだい。」
艶「ワカッタワ。」
籠の中で休んでいた艶だったが、しのぶからの願いを聞いてすぐに飛び立つ。
ア「しのぶさま……。」
眉の下がっているアオイにしのぶは笑顔を向ける。
し「サクラにも話を聞いてみましょう。誰より杏さんのそばに居るのはあの子ですから。」
ア「はい……。」
そして、すぐに艶がサクラを連れて戻ってきた。
サ「ナニヨ??」
し「艶。祈里さんと音羽さんもお願い。」
艶「エェ。」
指示を受けた艶はそのままパタパタと飛んでいく。
尊大な態度で入ってきたサクラであったが、部屋に流れる重たい空気に何かを察知したのか机に降り立つ。
し「杏さんのことで聞きたいことがあるんです。何か以前とは違うことはないですか??」
サ「違ウコト??」
し「何でもいいんです。」
しのぶからの質問にサクラは頭を捻る。
そして、ソウイエバ……と口を開いた。
サ「ネェ、ゴ飯ノ味ッテ変エタノ??」
しのぶはアオイに視線を送る。
ア「いえ…、変えてないです。」