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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは…番外編

第2章 ONE PIECE FILM GOLD


「あ、無くなっちゃったみたいね」

クッキーがなくなった瞬間、聞こえた音楽。

『なんか、ちょっと…騒がしくない?』
「確かにねい」
「落ち着きがないのはどこの船も同じさね」
「?でも、騒いてるのはうちではなさそうね…」
『なら、見にいきましょうよ』
「そうだな、戦闘だったら楽しそうだ!」
「じゃ、行きましょうか」

私たちは甲板に出ようとした時、急な船の揺れを感じて、船が引っ張られるように前に進んだ。

「あっ…みんな備え…って遅いか!」
『きゃ…ッ!』

急な動きに踏ん張りが取れず後ろに引っ張られた。

「大丈夫、アン?」

スイが支えてくれたこともあり、エースのように後ろへ飛ばされることはなかった。

「いってェ!!」
「お前さんは鍛え方か足りないようだな。」
「後ろに…って、吹っ飛ばされすぎでしょ。」
「そうねエース、もう少し鍛えた方がいいかもね。」

スイはにっこり笑っていた。

『支えてくれてありがとう、スイ』
「「「俺たちの立場かない/ぜ/よい/な」」」
「アンも支えられてんじゃねェか!!」
「それより、外が少し騒がしい気がするんだけど…」
『じゃあ、扉開けようよ』
「そうね。外に行きましょうか。」

扉を開けて外にいたのは、この船とは違う長い船、そして、周りがキラキラと光っていた。

『知り合い?』
「ううん、敵ね。」
『てか、眩しすぎる…』
「おお、敵か!?」
「手伝うかよい?」
「そうね…みんなに任せておいても大丈夫だと思うよ」

そんな時に霞んだ汚い声で“金目の物を渡せーッ”と叫んでいる。

「馬鹿なのかな?うちもお金無いのに…」
『スイなら出せるじゃん。』
「あ、金目の物ってことは…なんでもいいわよね!」
『何出す気よ…』

そうスイに聞いた時、突然大砲の音が響き渡り、水しぶきが上がった。気づけばスポットライトがあたり、長い砲台を使い乗り込んできた敵にそれぞれ応戦をしていた。

「女は連れてこーい!!」

汚い声の船長の声が響いた。

「『は?』」
「おい、そこの女ども〜!!俺たちの船に乗れェ!!」

下っ端2人が刀を振り上げてこちら向かってきた。

「『あァ?』」
「そいつらには手を出さない方がいいよい。」
「そうだぜ、やめとけ!!」
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