【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは…番外編
第2章 ONE PIECE FILM GOLD
「さて…貸した3億と2000万ベリー…そして、そこの火拳のエースの飲食代と器物破損代の500万ベリー…返してもらおうか」
『嘘でしょ』
「まじかよい。」
「エース…お前どんだけ食ったんだ。」
「お前さんは…はぁ…」
「そんなに食ってねェ!!ちょっとメニュー全品頼んで、寝た時に下敷きになった食器が割れたぐらいだ!!」
「「「充分だ/よい!!!」」」
「くっ…あんたらなんかに払うわけないでしょ!」
「エースが払えばいいよい」
「俺が金持ってるわけねェだろ!?」
「では、働いて返してもらうしかないな。」
『働く?』
「この街で働いている連中はカジノで負けて借金まみれの奴隷だよ。断るなら強制的に回収するしかないが…」
そう言ったデゾーロに麦わらの一味は戦闘態勢に入っていた。
「いたーい、足挫いちゃった」
「「大丈夫?バカラちゅぁーん!」」
こけたふりをしたバカラに飛びつくように駆け出すサンジとサッチ。
『サッチ?』
「すみません」
飛びついたサンジはやはりバカラに“タッチ”と触れられて運気を吸い取られていた。バカラの攻撃を機にタナカさんは能力を使い銃をこちらに放っていた。
「ったく、面倒さいな。」
マルコやエース、私は銃弾を避けることなく受け、もちろん当たらないが、サッチやイゾウは自分の獲物で応戦していた。
「あいつをやれば早いだろ!!」
『待って、エース!!』
エースが駆け出したとき、同じように駆け出していたゾリくんもテゾーロを狙って攻撃をした瞬間、金の竜が動き出しゾリくんとエースの体が金色に固めていた。
『エースッ!!』
「ゾロッ!!」
「動くなッ!!アン!!」
エースのその声に動きを止めた。
「勘がいいな…動けば全員黄金の彫像になっていた。」
「何の能力だ」
「金だよ。俺はゴルゴルの実の能力者。私は一度触れた金は自在に操れる」
テゾーロはそう謳い文句のようにはいていた。
「ゾロとエースに何をしたんだ!!」
「この街に入るときに金粉を浴びただろう?あのとき、私の力が込められた金を体に染み込ませたんだよ。この街に入った時点でもう、私の支配下にあるのさ、すべての人間がな!」
そう言ってテゾーロはゾロとエースを蹴り飛ばし、足蹴にした。
「さて、では貸した金を返してもらおうか。懸賞金3億2000万の首と7億7000万の首でな」