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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第9章 i will be your hero~azalea~*


「・・・言いたくないのか」

そういって再び沈黙が続いたが再び相澤が沈黙を破った
「俺が今思っていることは
菜緒がその状態を見る限りひどい目に合ったと思っている。それを助けてやれず,この場でも抱きしめてやれないことに苛立ちともどかしさを抱いている
もう遅いかもしれないが,もし,菜緒が助けて欲しいなら
俺はどんな手段を使ってでもお前を助けたいと思っている
一応ヒーローやってるから,伝手はあるし色んな手段もとれる
そのうえでも教えてくれないか」
そういって相澤は菜緒に問いかけた。
それでも菜緒は黙っていた。
というよりもどうしていいかわからなかった。
何を言ったらいいのか,本当に言って助けてくれるのか
もし言ったとしてその先は?バレたときは
菜緒の中で色んな考えが張り巡らされていた。
そして,漸く出した言葉が
『私汚いんです』
「どこがだ。さっきも言ったがお前は綺麗だぞ」
『違うんです。最低なんです。それで,汚れてて,助けてもらう̻資格なんて,ないん,です』
「わけがわからないな」
『そうですよね』
(呆れられっちゃった)
と菜緒は自分の言葉に後悔した
(もう,ここいても意味ないし帰ろう)
『わけわかんないこと言ってごめんなさい,私,帰「菜緒」
菜緒が下を向いて帰ろうと話しているときに相澤は急に菜緒を呼んだ
菜緒は相澤の方を向くとこっちにこいと言われた。
今お互いがいる場所はソファーの端と端に座っておりくらいで距離1m程度離れたものだった。
菜緒を一瞬行くのを戸惑ったが相澤が
「早く」
と言ってきたので近寄っ寄った
すると
相澤は胸の前で固定していた三角巾をはずして両腕動かせるようにしており,固定して包帯は巻いてはいるがその両腕で菜緒の両肩を引き寄せ自分の胸の中に閉じ込めた
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