第9章 i will be your hero~azalea~*
今日はさらにシャワーを浴びたあとだから普段しているナチュラルメイクに変えていた。
「格好もか」
今は今日のために準備された服を着ており身体のラインがわかる胸元が開いたワンピースを着ていたため,相澤としてはそんな恰好で出歩いてほしくないのが本心のため突っ込んでしまった
『違いますよ。いつもはこんな格好しませんよ。恥ずかしいですしね。今日はたまたま用があってこういう恰好なだけです」
「そうか」
『何かおかしいですか』
「いや服装以外は綺麗だと思ってな」
『なっ⁉冗談でもそんな真顔で言ったら真に受けますよ』
「別に冗談で言ってない。俺は今の方が好みだから言ったまでだ」
『また,反応みて楽しんでるんですね⁉』
「今回は思ったことをそのまま言ったまでだし,俺はいつも思ったことをそのまま言っているつもりだ」
『/////やめてください』
「別に思ったことを言って何が悪い」
『恥ずかしいです』
「恥ずかしがってる姿もたまらないな」
『/////。もういいです。』
「そうか」
そういって二人は無言になった。
そして相澤が急に菜緒に話してきた
「なぁ,聞いてもいいか?」
『なんですか?また,くだらないことだったらそろそろ怒りますよ』
「・・・・泣いていたのか」
『え?』
「だから,俺とさっき会うまでに泣いたのかと聞いている,目元が若干腫れて赤いだろ」
「それに手首の傷はどうした」
菜緒は長袖を着ていたが手を伸ばせば袖から手首くらいまでは素肌をさらけ出る
相澤は家について菜緒の怪我と泣き後に気づいていた。
すぐに聞きたかったが緊張してると言ったため、もう少し落ち着いて聞こうと決めていた。
『・・・』
菜緒は黙っていた
色々バレて焦りもあったがそれ以上に言いたくない気持ちと相澤に自分が汚いことを知られたくない思いが強かった