第8章 helpless~tigrisia~**
菜緒は連絡がきた場所の部屋にいた
そこでの菜緒は息遣いが粗く欲情心を掻き立てるような色香を漂わせていた。
そんな時に
ピッと音がし
ガチャとドアが開く音がした
そして入ってきた男は見た目は40代後半といった所だろうか
体系は鍛えているわけではないが中肉中背とまでいかない感じでスーツを着て身なりを整えた一人の男が入ってきた
「やぁ菜緒。ちゃんと時間通りに来てくれて嬉しいよ。
おっちゃんと薬も飲んだみたいだね。えらいえらい」
そう言って男は今まできっちりしていたネクタイを抜き取ると
「今日はどうやろうか。んーそうだね。まずは目隠しだね
んーでもなぁ。なんか物足りなさを感じるなぁ,よし!菜緒を脱ぎなさい」
菜緒はビクッとしたがその後
その男が
「私の言うことを聞けなきのかな」と言ってきたため
『そんなことありません』と菜緒は何でもなかったように背を向けて服を脱ごうとした。
「何をしているんだい背を向けて。こっちを向いて脱ぐんだ」
『・・・わかりました』
男は菜緒が服を脱ごうとしているのをソファーに座りシャンパンを入れて楽しむように見ていた
「もう傷跡が消えそうだね。せっかく僕がつけたのに。菜緒も傷が消えるのは寂しいでしょ。」
『・・・はい』
菜緒は目の前で服を脱ぎながら返事をした。
しないと後々怖いからだ
「いい子だ。けどちょっとやりすぎたかな。でも菜緒が悪いんだからね。私のことちゃんと【お父さん】て呼ばないから」
『すみません』
「わかればいいんだ。今日も呼ばないとわかるよね」
『はい,お父さん』
「うん♪いい子だ。薬を飲んだおかげで息が荒いね。それとも私のが早く欲しくてたまらないのかな?私も早く菜緒の中に入れたいよ。けど,それだとせっかくの親子の時間なんだ。もっと楽しまないとね」
そう,今菜緒の目の前のいる男は菜緒の実の父親であった