第7章 Reunion 〜beautiful woman〜*
(まさか,もう会わないと思っていたのにこんな所で会うなんてな)
ゆったりとした音楽が流れる中,相澤は酒とつまみを食べてくつろぎながらも店の様子や菜緒のことを眺めていた。
すると
「菜緒ちゃんのこと気になります?」
急に居酒が相澤に声をかけてきた
「アッゆっくりしてるところすみません。周りを見たり,菜緒ちゃんを見てた気がしたのでつい声かけてしまいました」
「いや,いい。あの子はずっと働いているのか?」
「たまにですよ!週に数回程度です。本当に美人ですよね。あっでも狙ったらダメですよ‼酒坂さんに怒られますから」
「酒坂?」
「うちのマスターです。さっき話されてたので知り合いだと思ったんですが違うんですか?」
「ここの店の名刺をもらっただけだったんでな。名前は知らなかった。マスターが怒るって付き合っているのか?」
相澤はずっと気になっていたclubの女が一回り上の男と付き合っているのかと何故か苛立ちを覚えた。