第7章 Reunion 〜beautiful woman〜*
「よう!イレイザー!明日から休みだろう?どうせ暇なら遊びに行こうぜぇぃ」
「断る」
「なんでだよ~この前も勝手に帰りやがってよ~つれねぇな~」
「俺はあんなに五月蠅い所は嫌いだ」
「そしたらゆっくりした,大人なねぇちゃんいるとこ行こうぜ!なぁ」
「はぁ~それも断る。俺が好むのは美味しい酒とつまみを出してくれるところで,お前の行きたい場所じゃない。それに今日は用がある」
「へ?いつも家帰って寝るだけのお前が用だと?
まっまさか・・・女か⁉」
「お・ん・な・~イレイザー彼女できたの⁉」
すぐそばにいたミッドナイトももすぐにかけよってきた
(まためんどくさいのがきた)
「違います。女なんていませんよ。それどころじゃないですしね」
「な~んだ。だけどイレイザー仕事も大事だけど女も大切よ!なぜなら,女が出来た方が仕事のやる気が全然違う‼」
「同感だぜぇ~‼だから,今日は女探しに行こうな!イレイザぁ~」
「プライベートだ,俺は帰る。お先に失礼します。」
「つれねぇな~」「つれないわね」
ようやく同僚たちから解放された相澤は帰っていき一人になり1枚の名刺を取り出す
(anemoneか・・・。)
anemone花言葉・・・はかない恋,恋の苦しみ,見捨てられ
た,見放され
clubで酒坂からもらった名刺
相澤は今日の用というのが一人でゆっくり酒を堪能したいと思いそこへ向かうつもりでいた
いつも栄養ゼリーばかりで合理的に動く相澤ではあるが,それは仕事の時のこと。
プライベートでは酒も好むし美味しいご飯も食べたくなるものだ
相澤は明日から休みということもあり,久しぶりにプライベートを楽しむつもりだった。