第6章 first friendship2~bellflower~
『ここ,私の家。送ってくれてありがとう』
「2人で住むにしてもちぃせぇ家だな」
『私,一人暮らしだよ』
「はぁ~!!おめぇの母親は⁉」
菜緒は言いたくない雰囲気を出したが,爆豪はそれをおしまかす勢いで言えと訴えてきていた。
『・・・。入院中。別にたいしたことないよ。』
「どれくらい入院してるんだよ」
『・・・2年』
「たいしたことあんだろうがよ!!今,生活どうしてんだ⁉」
『別にバイトとかで何とかなってる』
「嘘つけ!!さっき抱き着いた時,てめぇガリガリだったじゃねぇかよ」
『え~~かつき。さっきのでそんなとこ確認してたの~やだ~変態じゃん!!それに出るとこは出てるからこれでいいじゃん』
「うっせぇ!!ちゃんと飯くえ!!」
『ハイハイ。わかりましたよ!食べるよ!!それじゃ送ってくれてありがと!またね!』
「・・おい。待て。その前に携帯かせや」
『はっなんでってとられたし』
爆豪は菜緒の携帯を勢いよく奪った
「ほらよ。ちゃんと連絡返さないと殺す」
『いや,殺すはないでしょ。そういえば連絡先交換してなかたね,ありがとう。連絡ちゃんと返すよ。そしたら本当にじゃぁね』
そういって菜緒が爆豪から去ろうとしたときもう一度爆豪は菜緒を抱きしめていた。
「頼むから,心配させんなよ」
といつも強気な爆豪から弱弱しい言葉を発していた。