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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第5章 fast friendship~ivy~


キーンコーンカーンコーン
『ふわぁ~』
菜緒は鐘の鳴る音と同時に起きた。
(久しぶりに眠った感覚だったな。気持ちよかった)
菜緒は久しぶりの熟睡感を得られスッキリしていた。
その時
コンコン
「解けたか」と言いながら相澤がはいってきた
一瞬相澤が足を止め
菜緒は疑問に思ったが
その後なんともなさそうに入ってきたため,
(気のせいか)
と処理した。
『解けました』
と相澤にプリントを渡せば
「全問正解だ」
と答えが返ってきた。
『間違えてなくてよかったです』
と言って教室に戻ろうとしていたところ
「お~魅知。ここにいたか。リカバリーガールの所に行こうとしたらいなくてびっくりしたぞ」
と担任が職員室に帰ってきたところだった。
『先生の言われたこと忘れててちょうど,どうしようかと思った所に,えっと「相澤だ」
相澤先生がいたので仮眠室で問題を解かせてもらってました』
菜緒は学校の教師全員は知るはずもないため,相澤を教師として認識はしているが名前までは知らなかった。
「そうか!すみません。相澤先生。助かりました」
「いえ。それにしても。凄いですね。俺がだした問題,全部1年の前半で習う応用だから,今はまだ習ってないはずなのに」
(えっ?もう習ったと勘違いした!!やばー!)
「ははっ。さすが魅知だな。予習もだいぶ先に進んでいるな。この子,今年の入試で1位だった子ですよ。担任としても鼻が高いですよ」
「なるほど,学習系の個性なのか?」
『へっ?』
菜緒は急に相澤に話しかけられたことにびっくりした
『あっいえ「違いますよ。魅知は人を魅了する個性ですよ。なっ?」
菜緒が答える前に担任がそう告げた
『はい』
「個性なしでこの学習能力は本当にすごいですよ。これからもがんばれよな。」
『はい。ありがとうございます。』
「あっそれとな,実はホームルームも終わらせてきたんだ。大きな伝達事項はないんだけどな」
と担任が話し始めた。
相澤もここにいても無駄な時間と思い
「私はこれで」と去ろうとしたとき
『ありがとうございました』と菜緒が言うと背を向けつつも手を振り去っていった。
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