第22章 we renited~honeysuckle*~
「本当?嬉しい。ありがとう」
えりは人形で遊んでいたが菜緒の元に走り寄った
『うん、消太さんに許可でたよー!』
「イレイザーさんありがとう。作ったらデクさん達に持っていってもいい?」
そう言ってえりは相澤に問いかけた
「あぁ、いいけど、菜緒お前どうする?一緒に行くか?」
『・・・行きますよ。会って言わないといけない事もあります』
「無理しなくていいぞ」
『今か後かていう問題です。大丈夫ですよ』
「・・・」
相澤は無言で菜緒を見つめた
『本当に大丈夫ですって。甘やかさないで下さい』
「わかった。甘やかすよう言われたからな」
『それはお母さんが勝手に言ったことです』
「俺も勝手に約束した事だ」
『屁理屈』
「なんとでも言え、後、菜緒、料理も忘れるなよ」
『なっ!林間合宿で食べたでしょ!』
「それは俺に対して作ったやつじゃない」
『また屁理屈』
「俺が納得してないんだから頼んだぞ、えりちゃん調理場案内する」
『あっちょっと!!』
そう言い争いながら2人はえりの手を繋いで調理場に向かい
えりはそんな2人をみて僅かな記憶にしか残ってない両親を思い出し
2人が親みたいに見え、笑って
「なんけパパとママの喧嘩みたい」
と声に出していた
『ちょっえりちゃん⁉︎私まだ16歳!!』
慌てて菜緒が言い直すも相澤は否定する感じもなく
「そうか。俺らをこれからもそう思っていつでも甘えていいし、寂しくなったら、寂しいて思ったまま言っていい」
相澤はえりに視線を合わせて伝えて、頭を撫でた
「いいの?」
「あぁ、えりちゃんの隣が俺で、その隣に菜緒がいるいつでも来ていいように鍵も開けてる。菜緒もいいだろ?」
そう言って相澤は菜緒を見つめ
菜緒もそういう考えならとえりの視線までしゃがみ込んで
『うん!私達は全然大丈夫だよ♪夜も眠れないなら一緒に眠れるし、勿論3人でお出掛けもしよう!こうやってお菓子を作ったり、後はお勉強も私暇だから一緒にやろう』