第21章 farewell~edelweiss~
そう言って会話が続いたがそれもあと少しと知らせるようにアラームが鳴りだした
「あ~一生分の幸せ感じてる気分・・・私,こんなに幸せでいいのかしら」
「いいに決まってるだろ。お前はこれから俺と菜緒と幸せになるんだから」
「ふふ。ありがとう。私とおるとは生まれ変わってもまた巡り会いそうな気がするの」
「っつ!!当たり前だろ」
「ありがとう。なん・・・か眠く・・・なっって・・・きちゃ・・たな。とおる・・・相澤さんの事・・・許してね・・・菜緒の幸せなる姿・・・2人で見守るの楽しみ・・・だね」
「・・・あぁ」
「菜緒・・・・あなたは自分に厳しいんだから・・・相澤さんには・・・甘えても・・・いいんだよ・・・。あんなにあなたのこと大切に思ってることが伝わるんだもの・・・逃しちゃだめ・・・よ」
『・・・うん』
「居酒さん・・沙織さん・・・・これ・・・から・・・も・・・手が・・かかる・・・夫と娘・・・ですが・・・よろしくお願いします」
「「・・・・はい」」
「相澤さん」
「・・・はい」
「厳しく・・・育てたつもり・・・はないんですけど・・・自分に…厳しい・・・子になって・・・甘え方が・・・わからない・・・・娘・・・なんです・・・。貴方の前・・・だと・・・菜緒の・・・雰囲気が・・和らいでる・・・気がします・・・どうぞ・・・これからも・・・娘をよろしくお願い・・・いたします」
「勿論です」
「あぁたくさん話して眠いなぁ~。菜緒,とおる」
「なんだよ柚香」『お母さんなに』
「なんか,もうみんなに会えない・・・きがして・・・たくさん・・・話しちゃった・・・私ね。2人に会えて本当に幸せな人生だったの・・・。2人ともありがとう・・・・。
・・・・・愛してるわ・・・・」
ゆっくり目を閉じて行き
ピーーーーーーーーーー
モニターの値がゼロになった