第21章 farewell~edelweiss~
『どっどういうことですか⁉』
「保護監視目的になったんだよ」
『だからってなんで職員寮なんですか⁉私一般生徒の所でいいです‼』
「・・・菜緒は目覚めたばかりだから知らないが,ニュースになったんだよ。哲学娘保護って。ヒーロー科は林間合宿で哲学に何されていたか,あのヴィランのせいで知っている生徒やこの前,治崎捕まえた件に関して関わった生徒はお前の事情を全部知っている。普通科生徒もお前の名前も公表されたうえにニュースがいらん事言ってるからめんどくさい事になってんだよ。だから,生徒が落ち着くまでは,こっちに住んでもらう」
相澤は反対できないように菜緒に圧力をかけながら説明した
『うぅ。わかりました』
「その間は,えりちゃんもいるから面倒見てもらうことになる」
『はい』
「ったく。マスコミがどこで知ったかわからんがイラン情報流したおかげで大変なんだよ。後,菜緒,お前黒霧の居場所警察の方にデータ流しただろ」
『・・・・・知りません』
「嘘つくな。下手すぎる」
『うぅ』
「そのことも踏まえて,お前は林間合宿と治崎の所でヴィラン連合と接触を図っている。それにその情報を流したとバレたら狙われる確率も高くなる尚更だ」
『・・・・わかりました』
「調べるのもいい加減にしろ。お前の命にかかわることだ」
『・・・はい』
そう言って菜緒との会話を終えた時だった
柚香の機械を取り除くヒーローがきた