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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第21章 farewell~edelweiss~


『わっ私・・がいなければ・・・お母さんと・・・きっと幸せの家庭がつくれた!!・・けど、私が産まれたせいで、酒坂さんとお母さんは離れ離れになっちゃった。それなのにやっと!2人が一緒になれたと思ったのに!!ごめんなさい!!』

菜緒は泣きながら途切れ途切れに話し酒坂に謝罪した

「・・・・はぁ菜緒。何言ってんだよ」
そう言って酒坂は菜緒に近づいた
『だっだって・・・酒坂さん・・・今でもお母さんのこと・・好きでしょ』
菜緒は泣きながら伝えたがそれに対し酒坂はというと
「好きに決まってるだろ!もはや,ゆかしか愛せない!!」
『つっ!だったら』
「けどな。それ以上に俺は菜緒も娘と思い愛してるんだぞ!!」
『っつ‼』
「確かに,俺とゆかが離れたのはそこに原因はあったかもしれないが,今こうして巡り会えて,ゆかの大切な子供を育てられてることを俺は幸せに思ってる。勿論,もう会えないと思っていたゆかに会えたこともだ。けどそのきっかえになったのも菜緒・・お前だよ。俺は柚香と過ごした20年間の思い出がある!!菜緒も同じように16年間ゆかと過ごした。そのうちの2年間は俺と,ゆか,菜緒3人で家族のように俺は過ごせて幸せだった。これからもだ。これからは俺と菜緒2人になるかもしれないけど俺はそれだけでも十分幸せだと思ってる。・・・だから菜緒謝るな。お前は何も悪くないし,これからだって幸せに生きて大丈夫だ」
酒坂はそっと菜緒の頭を撫でた。相澤の胸に隠れていた顔は今では酒坂の方へ向けられ


『・・・・ありが・・・とう・・・』


「少しはぁ俺を父親だと思え!!」
『・・・十分思っています』
「ずっと酒坂さんじゃねぇか。最初は違ったのに」
『それは・・・私のせいで・・・お母さんと・・てなって・た・・から』
「これからはやめろよ」
『・・・うん』
「なんなら父さんといえ」
『・・・それは・・無理』
「なんでだよ」
『だって・・・恥ずかしい』
「なんでだ呼べよ」
『無理』
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