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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第21章 farewell~edelweiss~






「伝えなきゃいけない事がある」




シーン
相澤は真剣な面持ちで菜緒と目を合わせた
菜緒は何を言われるか覚悟した様子で

『・・・・お母さん、死んだんですか・・・?』

一瞬相澤を見たも現実を受け止めることが出来ず下を向きながら言葉を走った
「・・・いや、まだ亡くなってない」
『・・・まだ・・て言うことは・・・後・・・少し・・で・・死ぬんですか・・・・?』
母がまど死んでないと安心しつつも相澤の言葉に16年間共に生きてきた母がこの世からいなくなることを実感したんだった
「・・・あぁ」
『つっ』
菜緒は言葉を発さず涙を流した
相澤はそっと菜緒の横に座り、菜緒の頭を抱き寄せた
それと同時に菜緒のは相澤の胸にすがるように泣き出した

わぁぁぁああん

病室に菜緒の声が響いた
『っひくっなっ・・なんで・・なんでですか・・・お母さんは・・・無事だったんじゃ・・・ないんですか・・』
「・・・それは・・・実際は哲学の個性で作られた機械で無理やり生かされていたんだ・・・・俺が一回個性発動した時には目は覚めたが時間の問題だった、今はなんとか個性で生きてはいるが、このままにしても菜緒の母親は目は覚さないし、・・・・生きた人形のままだ」
「ちょっ」
相澤はそのままの現実を菜緒に突きつけた
それに対して言い過ぎかのように居酒が止めに入るまで酒坂が止めた
「それでもいいと言うなら、そのままにするが、果たしてそれは母親にとってもいいことだろうかと俺は思っている、決めるのは菜緒と酒坂さんで決めてくれ」
相澤は止めることもなく言葉を続けた
それに対して菜緒は
『さ・・酒・・・坂・・さん、ごめ・・ん・・なさい。ごめんなさい。ごめんなさい』
菜緒は急に酒坂に謝り続けた
「なんで菜緒が謝る必要があるんだよ。なんもねぇだろ」
酒坂は相澤の胸の中にいる菜緒に問いかけた
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