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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第20章 outbreak of war~achillea~


「あっあの菜緒ちゃんの事はかっちゃんには?」
「伝えない,爆豪だけじゃない。轟にも聞かれたが,あいつらはまず仮免取得が最優先事項だ。言ったとしても何も助けれない現状だ。あいつら自身悔しいだろ」
「・・・そうですよね。先生,僕,菜緒ちゃんに保須の病院で会ったんです。その時の症状が薬の副作用ですか」
「そうだろうな」
「僕なにもしてあげれなかった。気付いて上げれなかったんです」
「・・・それは俺もだ。助けると言って時間こんなにもかかっている。おかげでこの前殴られたわ」
「え?」
「嫌,なんでもない。とりあえず,魅知のことはあいつも今までバレないよう必死で隠してきたんだ。何もできなくて当然だ。問題はこれからどうするかだ」
「はい!わかりました」

相澤はこの前,酒坂に思いっきり殴られたのだった
「ふざけんな!!」
ガシャーン!!!
「ちょっ酒坂さん!!」
相澤は菜緒の事について話していた
最後に会ったのは仮免試験の時だ
その時大丈夫と伝えてと言っていたということは菜緒は恐らく酒坂とも会ってないのだろうと考え相澤は酒坂のとこへ向かい追わなかったことを伝えたら酒坂から殴られていた
「菜緒をなんで追わなかった!追っていたら,もう機械も外せてた!ゆかとの・・ゆかとの最後の時間も長くいれられた!!なのになんで⁉」
菜緒の母親の機会は早々に電波系のヒーローにて遠隔操作を遮断できるようにしてもらい,後は身体の中に入れられている機械を取り除くだけになっていた
もちろん取り除いたら母親は死ぬ
それは酒坂にとっても,菜緒にとっても母親と過ごせる残り僅かな時間となっていた
「すみません。ですが菜緒は助けたい女の子がいると言ってました」
「だからなんだ!菜緒は今も辛い状況に置かれているのには変わらないじゃないか‼」
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