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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第19章 who is that girl~muscari~**


「この機械は,お前が逃げないようにまた,つけておく」
事情が終わり,治崎はもう一度菜緒の中に機械を入れた
『つっ‼死んだ感じになりますね。それじゃぁ帰ります』
「いや。お前はここで寝ろ」
『・・・は?』
「いいから寝ろ」
そう言って菜緒は意味も分からず治崎に抱き枕をされていた
勿論菜緒は元々眠れない体質でこの状況でさらに眠れなくなっているため寝れるはずもなく治崎が寝たのを確認しそっと,自分の部屋に帰った
次の日
菜緒は再度治崎に呼ばれた
『なんですか』
「なんで昨日出て行った」
『寝られているからいいかと。そもそも,私はあまり睡眠をとりません。そこにいても眠れません』
「・・・なら,今後俺が寝るまではそこにいろ」
『・・・わかりました』
「あと,えりの薬だが,未完成を市場に出す。父親には作っていたことを話した。お前が役に立つからいてもらうと言うこともだ。伝言で連絡した日は薬飲んで来いと言っていたぞ」
『わかりました』
その後治崎との行為は毎日のようにおくられた。治崎が使う薬は副作用なく菜緒の身体も幾分楽には感じていた。
しかし,機械は毎回埋め込まれ,父親との約束では外に出る夏休みはその繰り返しだった。
その中で夏休み最終日に相澤から言われた言葉だった
嬉しいか嬉しくないかで言えば嬉しい
だが,もう菜緒は助けてもらおうと考えていなかった
機械が大丈夫なら母親は助かる
父親も捕まるのだろう
自分は治崎に殺されるか,父親に殺されるかどっちだろう
えりに関しても
助ける算段を立てる中でヒーロー事務所が死穢八斎會を調べている事を見つけた
今後チームアップをするらしく,そこには相澤の名前もあがっていた
恐らくそれでえりは助けることが出来る
菜緒はそうなるようにずっと作戦を考えていた
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