第19章 who is that girl~muscari~**
「なら,さっそく柚香も助けるためにも一旦私の自宅で一度休もう。菜緒も柚香の状態をみて辛かっただろう」
『・・・はい』
私はその頃何も疑問に思わなかったんだ
なんで,母親はこの男から逃げたのか
そんなことも考えれないくらい私には母の事故でのショックは大きかった
父親の家に着いて
「さぁ心落ち着けるためにもお茶をお飲み」
そう言って進められたものを飲むと睡眠薬が入ってたのだろう私はすぐ眠りについた
『ん・・・ん?』
目が覚めた。そこで身体の違和感があった
「おや,目が覚めたみたいですよ。哲学さん」
「やぁ菜緒,おはよう」
『なっ,お父さんこれは何⁉』
菜緒は裸となって両腕は縛られ,足も開かれた状態で縛られてベッドに横になっていた。
「何って今,菜緒のお腹にちょっとした機械を入れていたんだ」
『なっ何言ってるの』
「やぁ菜緒ちゃん」
そう言って自分の足元にいるのはお母さんが運ばれ説明した医師だった
『先生!どういうことですかこれは⁉』
私はパニックになっていた。大人の男二人に裸で縛られている,この状況で恐怖を感じるのは当たり前の事だった
「菜緒ちゃん,お母さんは無事に一命をとりとめたよ。後は目を覚ますだけだよ」
『あっありがとうございます。だったら尚更,これを外して母のもとへ行かせてください!!』
「う~ん。菜緒その前にやらなくちゃいけないことがあるんだ」
『な何お父さん。ねぇ本当に機械とか言ってるけどなんなの』
「本当に馬鹿な娘だね」
『・・・え?』
「無償で助けるわけがないだろ。そもそも菜緒お前がなんでで産まれたか知ってるかい」
『・・・・』
「柚香が言うはずないさ。柚香はね元々私の下女として働いていたんだよ。そこで私が気に入ってね合意ではない行為で出来た子供が菜緒なんだよ」
『・・・・え?』
「はは。知らないのは当り前さ。妊娠した時点で興味はなくなったからね。けど今度は妊娠させないようにしないとね。ちゃんと薬も飲んでもらうよ」
菜緒に向かって近寄りながらそう言った