第18章 temporarylicence〜Pasqueflower＊

仮免試験当日
「よお魅知」
『やっほーお久』
「美優が連絡全然取れないって嘆いてたぞ」
『おやおや美優ですと？・・まぁそれはいいとして家の事情でちょっと忙しかったんだ』
「・・・相澤先生から先にもらった入館証。これ首下げて入れって」
『ありがとう。先生達は？』
「先に入ってる」
『んじゃ私たちも入ろうか』
「あぁ」
そう言って菜緒達は中に入っていった。
そこではもう説明が始まろうとしていた
「あっ相澤先生いたぞ。挨拶しとかなくていいのか」
『いいでしょ。なんか知らない人と話してるし』
実際に相澤は菜緒が知らない人と話していた
「結婚しようぜ」
菜緒たちのところまで聞こえるくらいの盛大のプロポーズが聞こえてきた
「なんか先生迫られてるな」
『そうだね。関係ないし』
実際は菜緒は苛々絶賛中だ
（何が，好きだのなんだの言いやがって。相手いたのかよ）
心の中では悪態つきまくりだった
「そうか。俺は魅知と先生なんかあるのかと思ってた」
『はぁ⁉あるわけないじゃん‼』
「・・・そんな怒らなくてもいいと思うけど」
『・・・ごめん。んでさっそく仮免試験のこの状況をみて最初に来る試験は心操的にどう思う？』
「人数をまずは減らすね。それも実力をみつつ」
『そう。てことは多分各々が戦う形式をとると思うの。オールマイトがいなくなった社会，実力の底上げは必須。現に今説明会ったのはその厳選した人数を絞る方針で言っている。それじゃ次に，この戦いで必要なのは？』
「必要？ボール当てれるように洗脳すればいいんじゃねぇか」
『ブッブ～。この試験はね雄英にとって不利なのよ』
「・・・体育祭か」
『そう。他の学校の人達の個性は知らなくてもうちの個性は全員把握している。その状態ならなおさら，うちは狙われやすいし，試験前に作戦を立てやすくなってる』
「・・・団体戦か」