第18章 temporarylicence〜Pasqueflower*
『えっちょっと待ってください。学校は?』
「行かなくていいだろう。だって君,2年学校行かず雄英受かったんだ。流石私の娘だと言っていい。あぁ雄英の教師に調べられるんじゃないかと考えてる?それは大丈夫だよ。こちらでうまい具合にやっておくよ。後はそうだね。酒坂とのことだけどあいつもやっかいだね~。殺しとく?」
さも当たり前のように言ってきた
菜緒は蒼白となる
『やっ止めてください』
「はは。冗談だよ。菜緒は酒坂に自分からうまい具合に行っといてね。まあ雄英のいることにして,会えないでもいいか」
父親はそんな風に言うが菜緒の中では恐らく相澤に酒坂が聞いたら終わりだということも自覚していた
どうすれば一番いいのかわからなくなってきていた
(もうどんどんわかんないよ)
『わかりました』
「死穢八斎會とは色々取引をしているから頼んだよ。あぁそこにオーバーホールという男がいるんだ。今は組長をやっていて,薬の開発もしているんだ。菜緒も是非そこに協力するんだよ。いいね」
『わかりました』
もうどうでもいいや
多分私がいなくなったとわかった所でどうにもならない
恐らく私は逃げられない
菜緒は夏休みギリギリまでお仕置き家で過ごすことになった