第17章 punishment~hypericum~**
その頃,相澤はというと酒坂と会っていた
「すみません」
「すみませんじゃねぇ。ここに来たってことは菜緒が誰かわかったてことか」
「はい。魅知菜緒。雄英の高校1年。個性暗記と魅了。父親は議員の哲学ですか」
「そうだ。菜緒がされていることも知ってるだろ」
「ええ」
「菜緒は今回父親に連れていかれた。本人は2週間くらい帰られないと言っていた。てことはそこで何があってるかも承知の事だろ」
「はい」
「別に相澤さん。今回の事件はあんたが悪いわけじゃない。だが,これで菜緒がもしなにかあったら菜緒が一番辛いのは知ってるだろ」
酒坂は怒りを鎮めながら話を続けた
「・・・はい」
「はぁ。わりぃ。あんたに怒鳴っても意味ないんだがな。久しぶりに閉じ込められるからどうも心配で」
「久しぶり?」
「・・・何回かあってるんだよ。今回みたいなのは。お仕置き家があるんだよ」
「・・・・」
「イライラするのは俺にもわかるがこればかりは俺たちもいままでどうにもできなかったんだよ。後,全部わかったから,俺が知ってることは全て話すよ」
「お願いします」
そう言って酒坂は
菜緒が母親の命を握られ脅されている
それと同時に菜緒の身体にも機械が埋め込まれた
母親にも同様になにか仕掛けがされている
1年前に菜緒が拉致られたこと
そして,母親の事故の原因
個性の発動
父親から出されている条件全て話した
「おそらく,相澤さんも知ってるだろう。保須の事件,菜緒がいたって。おそらく菜緒は気付いてなかったが肩らへんに血をとった後があった。おそらく,菜緒の飲んでる薬の事も全部バレてんだろ」
「あぁ」
「だろうな,あれも飲まないとバレるように菜緒の身体の中に仕組まれているらしくて俺らにはどうしようも出来ない」
色んな事を教えられ相澤自身怒りで腸煮えくりかえりそうになっていたがどうにか冷静を保っていた
「すまないが,酒坂さん。今から雄英に来てそのことをリカバリーガール,オールマイト,校長を踏まえて話したいがいいか」
「・・・わかった」