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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第16章 forest camp~ajuga~


相澤は菜緒はやはり聞いてきたかと思っていた。
何に疑われているかわかれば,菜緒自身も深く関わらずに,解決できるだろうと思っているからだろう
菜緒は心操から事前に連絡をもらっていた
『最近どう練習?』
「まだまだ,そういえば最近,相澤先生が魅知の事よく聞いてくるんだよな」
『え?何故に?』
「俺が体育祭協力してもらったって伝えたからかな」
『ふーん。例えば何聞かれるの?』
「魅知の個性何かって聞かれたよ。他にも・・・」
そう言って菜緒は相澤に目を付けられていることに気付き,バレていい事とバレたくない事を踏まえた上でも,一度どこを気にしているのかを確認したうえで行動した方がいいと判断したのだった
『個性ですか。今回も以前,期末試験をリカバリーガールの手伝いをさせたのもそれが理由ですか?』
「あぁ。悪いが監視カメラを設置させてもらって気付いたのは,お前は資料に目を通すとき目が赤く光っていることと,資料を読むスピードとそれからの発言からも暗記系の個性があるのではと考えていた」
『・・・そこまで見られていたんですね』
「悪いね。疑うととことんはれるまで突き止めたくなるもんでね」
『いえ,ヒーローだから仕方ないと思いますよ。別に隠してたわけじゃありませんし,父親の家に知られるのが嫌だったのと個性登録が面倒くさいので黙ってただけですよ』
「てことは,教えてくれるのか」
『このまま,私を調べた人達だけで秘密を共有できるであれば』
「いいだろう。今知っているのはリカバリーガールと校長,オールマイトと俺だけだ。父親にバレるといけない理由は何かるのか?」
『先生方のことだから,私の出生も知られているはずですが。この個性が分かれば父親の仕事や他にも利用されます。私は父親が嫌いなのであまり関りたくありません。母親とゆっくり過ごしたいので,できればこのままでお願いします。』
「・・・わかった」
『ありがとうございます。私の個性は魅了と他に先生が言われた通り,暗記ですよ。目に入った文章は頭の中が図書室みたいになってるんで,その中で必要な情報を引き抜いて組み立ててテストの回答をしてますよ」
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