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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第15章 termendexam~tricyrtismacrantha


『えっ⁉なんで⁉』
「一応怪我がないか確認するんだよ,何驚いているんだい。当たり前だろ,あんだけ動いてたら傷はあるはずだよ」
『そうですよね』
菜緒は久しぶりに会う相澤に動揺を隠せていなかった
(何故にこのタイミングで~‼向こうはわからないけどっこっちはわかるんだよ)
菜緒は慌てる姿があった
(こっちも十分気はあるのかい)
リカバリーガールは横目で菜緒の様子を見ながら笑いたいがそれをこらえて仕事にとりかかった
「すみません,リカバリーガールお願いします」
そう言って相澤が入ってきた。
「全くあんたは甘い男だよ」
「・・・なんのことですか。2人とも大きな怪我はないと思うんですか」
「そうみたいだね。これくらいなら魅知,手当は頼んだよ」
『わかりました』
「魅知,普通科なのに悪いな。頼んだ」
『・・・はい』
「あと,イレイザー,魅知を今度の林間合宿の救護係として行かせたいんだけどね。どうかね」
「いいと思いますよ。今見たところ的確に処置も出来てますし,なんなら補修組が出来た際に頭の使い方教えてほしいくらいですね」
「それもいいんじゃないかね。この子今回の試験の概要資料見てすぐに理解して必要性も言えたしね」
『なっそこまでは無理ですよ』
「まぁ,お前なら大丈夫だろ」
「八百万,轟もう大丈夫ならお前ら校舎内ベッドで休んどけ」
「あぁ」
「はい。手当有難うございました,あのえと」
『魅知です。大けがじゃなくてよかったです』
「魅知さんも林間合宿に行かれるならありがたいですわ。また,よろしくお願いいたします。私は八百万百といいますの。ねっ轟さんも自己紹介しましょう」
「あぁ,轟焦凍だ,よろしく」
『よろしくお願いします』
「それでは失礼いたします」
と言って八百万と轟は出て行った。
「魅知」
『・・・何ですか』
「林間合宿よろしな」
『こちらこそ迷惑かけないように頑張ります。よろしくお願いします』
「あぁ」
相澤は口元が若干笑いながら出て行ったがその反面で菜緒の顔はふくれていた
(連絡来ないことにすねてんのか)
相澤は菜緒の顔がいつも相澤の前での拗ねた表情になっているのを気付いてそれを嬉しく思いにやけるのをこらえていた 
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