第15章 termendexam~tricyrtismacrantha
『相澤先生の怪我後遺症あったんですね』
「何だい。あんた見てて気づいたのかい」
『まぁ,それくらいなら,それに今回の試合はヒーロー社会に出ての実践を考えた上での割り振りでしょ』
「・・・あんたは色々考えているね」
『別に,資料のペアの組み方,それぞれの個性,性格や先生の振り方をみればわかりますよ。
コミュニケーション能力
チームプレイ
そこでの立ち回り方,判断
私にはわかりませんけどたくさんのことを考えて行動しないといけないことはわかります。そこでのチームアップに先生。今回は自分たちのダメな所を見つけるのにはいいでしょうね』
「主席は頭が違うね」
『けど,それだけですよ。私は特段個性もたいしたことないんで,何もできません』
「・・・そうかい」
『あっリカバリーガール。私夏休み手伝えることありますか』
「何だい急に?」
『いや,家にいると暇ができるんで出来れば何かしてる方がいいんでと思いましてね』
「なんだいその理由は。夏休みは友達と遊ぶもんだろう。学校へ来るとはとんだもの好きだね」
『そのもの好きなんで』
と菜緒は言った
理由は兄からの連絡が原因だった
【夏休み楽しみだね】と
それだけが来ていた。
菜緒にとっては気持ち悪く,嫌な予感しかしないため,なるべく学校を理由に予定を入れたかった。
心操との約束もそのためだ
「そうだねー。林間合宿はどうだい?」
『林間合宿?』
「ヒーロー科の1年A組B組で合宿があるんだよ。こう見えてもあたしは忙しくいけないんだ。どうだいそれの怪我の手当と飯炊き係としては?」
『暇なんでなんでもいいですよ』
リカバリーガールは恐らく父親関係で家にいたくないのだろうと考えていたがそれを菜緒に悟られずに伝えた
元々林間合宿も菜緒を連れていくかという話も上がっていたこともありいいタイミングもよく菜緒に伝えることが出来きた
「そしたら,有難く頼んだよ。おっイレイザーヘッドの所が終わりそうだね。なんだかんだあまい男だこと」
『・・・優しいですね』
久しぶり見たなとずっと見ていたい気持ちになってはいたが
「さぁ!今からあの3人が来るから準備するよ」