第3章 mother~carnation~
『じゃーね。また来るね冷さん。」
「いつでも遊びに来てね」
菜緒は冷の部屋から出て行った。
轟冷にあったのは,菜緒の母親が入院して1年たとうとしていた時だった。
菜緒はその頃,まだ,母親の現状,今の現状に受け入れたつもりだったが,心のどこか隅で納得してない状態だった。
『それじゃ,失礼しました。母のことよろしくお願いします。』
「あぁ,どんどん綺麗になっていく菜緒ちゃんが本当楽しみだよ。今日も本当よかったよ。また,お願いね。」
菜緒は貼付医師の部屋からでたところだった
「ちゃんと薬は飲むんだよ」
『わかっています。では,本当にここで失礼します。』
菜緒は早歩きで部屋から出て行った。
その後ろ姿を貼付医師がニヤニヤしながらしながら見ているのを気付きながら