第14章 work experience~thundersonia**
「はぁ~~」
相澤はため息をついていた
(どうして俺のクラスはこう問題が起きるんだ)
それは緑谷,轟,飯田がステインと遭遇し戦闘したという連絡だった。
幸い,世間には知られず3人とも無事ということも含めた電話だったからよかったものの
勿論担任の責任もあり,始末書を書かなければならない
仕事がふやしやがって
と相澤は苛立ちを隠せなかった
そうした時隣でオールマイトが謝って電話していくのがみえた
(あの人が姿勢が低いことは珍しい)
と思ってたら,帰ってきて再び携帯がなり外に出た
「なんだって⁉」
今度は大声を上げて走っていった
「本当騒がしい」そう言って仕事を再開した相澤だった
その走っていったオールマイトが向かった先は校長室だった
「失礼します,校長」
「やぁ,どうしたんだいオールマイト」
「ちょっと耳に入れてほしいことがありまして伺いました」
「おや?なんだい?」
「うちの生徒の魅知菜緒という人物をご存じでしょうか?」
「勿論だよ!どうしたんだい急に?」
「いや,私の友人塚内君からの情報でして,こっそり教えてもらったんですが,彼女が保須の事件に巻き込まれたのはご存じでしょうか」
「あぁ,きちんとした情報ではないが,彼女一人でホテルで倒れているのをヒーローが見つけて,救助されたって話は聞いてるよ」
「彼女の状況とかは」
「そこまでは,知らないね。僕も警察から簡単に聞いただけだよ。まだ,僕しか知らないことだね。それを君が知ってりって事は何かあったのかい?」
「いえ,その,・・なんていうか言いずらいんですが,そのヒーローが部屋に入った際,彼女一人で自慰をしてヒーローを誘ったらしいんです。その後そのヒーローは数十秒意識をなくし,意識が戻っていたら彼女を襲っていたらしいんです。おそらく,彼女の魅了の個性だと思います。意識を取り戻したヒーローは彼女を気絶させ,病院に運んだらしいんですが採血結果でおかしな結果がでたらしいんです。」
「・・・その結果は」
「その気絶させた日の採血では促進剤のような違法ドラッグギリギリの内容の成分が出たんですが,次の日にはきれいさっぱり消えていたらしいんです。その変わりに彼女は,ものすごい頭痛,嘔吐,発熱に見舞われていたと聞きました」