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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第14章 work experience~thundersonia**


「そうか!それならよかった。けどまた,暴れたら危ないから,起きるまではここにいた方がいいかもね」
「そうだね」
そう言って30分くらいした時だった
「菜緒!!」「「菜緒ちゃん」」
そう言って入ってきた人がおそらく電話の人だろうと3人はわかった。
その他にも2人の男女が入ってきた。
その音でか菜緒が
『ん?』と言って目を覚ました
『さ・け・さかさん?いざ・ちゃん・・さおり・・・ちゃん』
「あぁ,心配したんだぞ」
『ごめん』
「なんもないならいい,今日はどうも辛い日っぽいな」
『うん。帰りたい。検査する前に帰りたい』
「そうだな」
そう言って菜緒を連れて帰ろうと準備をし始めた
「ちょっちょっと待ってください!菜緒ちゃん体調悪いんですよ⁉今帰すのはおかしいんじゃないですか⁉」
緑谷は焦って声をかけた。
「さっき電話したやつだな。緑の髪・・・出久君か。菜緒が世話になっている。けどな。これはこっちの事情だ。ほっといてくれないか」
「これでほっとけるわけねぇだろ⁉」
「うむ!納得いかないな」
「・・・一人は焦凍くんだな。もう一人は聞いたことない見た目だけど3人とも世話にはなった。けど,これはこいつも同じ答えだと思うぞ」
そう言って酒坂は菜緒をみた
『出久,さっきはありがとう。出久がいてくれて落ち着いた。焦凍もまさかいると思わなかった。えっと多分だけど飯田君かな。ありがとう。私は大丈夫だからほっといてほしい。』
「「「つっ!!」」」
「ということだ。みんなヒーローの卵か。いい心持ちようだが,これが俺らの答えだ。医師にはかかりつけに行くように伝えてる。てなわけでじゃあな」
そう言って酒坂は菜緒を背負って帰っていった。

「・・・菜緒ちゃん」
「なんだかよくわかんねぇ」
「うむ。なにか踏み込まれたくないようだったな」
「僕たちは本当に卵で無力なんだ」
「あぁそうだな」
「それでも,この小さな力で出来ることは精一杯あると僕は考える。2人が友達ならなおさらね」
「「そうだね(な)」」
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