第14章 work experience~thundersonia**
菜緒は落ち着いたのか,病院側が鎮静剤を打った効果もありゆっくり眠りについた。
「ふぅ~検査は落ち着いてからでもいいですか?」
緑谷は医師たちに伝えた
「えっえぇ,この子とお知り合い」
「友達です。なんで彼女がここに」
「昨日の事件で巻き込まれて運ばれてきたんだけど,どうもヒーローが見つけた時も様子がおかしかったみたいで一人でホテルにいたみたいなの。次の日病室に訪れたら頭が痛いって吐いてて,熱も高熱だし,もう一度検査しましょうて言ったら暴れちゃって・・・。」
「そうですか。ありがとうございます」
そう言って医師は去っていった。
「驚いた。緑谷も知り合いだったんだな」
「あっうん。僕も轟くんが知ってたことに驚いたよ」
「あぁ。あんなになに暴れてたのにお前がなだめたら一気に落ちついたな」
轟はモヤモヤしていた,自分もすぐかけよってあげたかったのに何もできなかったことに
「うん。これね。菜緒ちゃんのお母さんがよく小さい頃にしていて,それを真似てかっちゃんがいつもやってたから,僕も覚えってて。初めてだったけど落ち着いてよかったよ」
「そうなんだ。爆豪も知り合いなんだな」
「小さい時3人で遊んでたんだ」
「なんだい。2人とも知り合いだったのかい,ところでそこにあるのは彼女の携帯かい?ずっと鳴っている気がするんだが」
飯田が菜緒の携帯を指していた
「本当だね!家族が心配したのかもしれないね」
「けどさっき家族は呼ぶなって言ってなかったか?」
緑谷も轟も電話に出るのを迷ったが飯田が
「何にしても,理由があるかもだけど今は,彼女は床に臥せている。心配しない家族はいないさ!電話に出てみよう!」
「「そうだね(だな)」」
そう言って緑谷が電話に出た
「もしも「菜緒!!」
「へっ?」
緑谷が電話に出たとたん話を聞かずに叫んできた
「んだ?誰だおめぇ?」
電話の相手の名前は酒坂と記載があった
「あっえっと,僕は菜緒ちゃんの友達で,いっ今病院であって,それで「病院だと⁉」
「えっあっはい」
「チッ!どこ病院だ⁉」
「ひぃっ!保須総合病院です」
「わかった!すぐ行く!」
そう言って男は電話を切った。
「誰だったんだ?」
轟が聞くも
「わかんないけど,とても心配してそうで焦ってた」
「そうか」