第13章 past love~anemone~
酒坂はまた柚香と再会した後のことを思い出していた
「俺の所に来い」
『いや,私自分の家に帰ります』
「家あるのか」
『お母さんとの家は引き払ったので新たに家探します』
「金はあるのか」
『稼ぎます』
「どうやって」
『・・・』
「はぁ~いいから甘えとけって」
「荷物はどうした?」
『業者に預かってもらってるから多分電話すれば届けてもらえる』
『そうか。それならまず傷の手当とか服だな。店に戻るぞ』
「え?」
「俺の従業員が多分いいやつ呼んでる」
そう言って店に着くと居酒の彼女がきていた
「気が利くな」
「それほどでも~。でもあんな若い子が。彼女まだ中学生くらいでしょ。なのにあんな・・・。いったい誰が」
「さぁな。けど俺があの子の親代わりになろうと思う」
「えっ⁉酒坂さんが⁉絶対無理でしょ。子育て想像できねぇ」
そう言って居酒は笑った。
菜緒はというと居酒の彼女に手当をしてもっらた
『・・・ありがとう』
「全然。気にしないで。他にいたいところはない?大丈夫?」
『大丈夫』
「名前なんていうの?」
『菜緒』
「菜緒ちゃんか。私は沙織。よろしくね,洋服は私着なくなった服少しだけどあげる」
『・・・ありがとうございます』
「気にしないで」
「終わったな。沙織ちゃんありがとう」
「全然。気にしないでください。いつも居酒さんがお世話になってますから。」