第13章 past love~anemone~
昔柚香と話した記憶
「ねぇもし私たちの子供ができたら何にする?」
「はぁ急にどうしたんだよ」
「えへへ。なんとなく」
「そうだな~菜緒かな。ゆかの二文字をまねただけど」
「なにその思い付き。それも女の子なんだね」
「女の子が欲しいからな」
「なんで?」
「ゆかと菜緒に囲まれて過ごすと幸せ感じそうだから」
「変な理由ばかりだね」
「まぁ俺はなんにしてもゆかと結婚してゆかとの子供が出来るだけで本当幸せだな」
「そうだね」
そんな記憶がよみがえり
俺は一筋の涙が流れていた
『え?おじさん大丈夫?』
「おじさんじゃねぇ。俺は酒坂徹って名前がある。とりあえず,ずぶ濡れなんだから一旦うちの店で着替えるぞ」
『酒坂さん?』
「とおるでいいよ」
『とおるさん』
けど菜緒が下の名前で呼んでくれたのはそこ半年足らずだったな。
そうして一旦店について菜緒へタオルと俺の服渡したらその場で脱いできがえた
「おい!ちょっと恥じらいを持て」
「お母さんにもそれよく言われる」
「当たり前だろ!おん・・な・のこ・・な・んだか・ら。その傷はどうした」
身体中に所有物みたいな痣に噛みついた後,殴られた後があった
『別に関係ない』
「関係ないですますなよ」
そこには居酒もいたから居酒は何も言葉を発さず彼女に連絡を取っていた
『着替えありがとう。お母さんのとこ行こう』
「おっおい怪我は」
『関係ない』
凄く冷たい目で睨んできた