第12章 next day〜peacock~
菜緒は爆豪が帰りソファーでくつろぎ母親の日記を読み返した
(母さん本当に酒坂さんのこと好きだったんだろうなぁ~)
菜緒はこのことを知ってから
自分が産まれなければ酒坂と母親は幸せになれたのではないか
そんなことばかり考えていた。
だからこそ酒坂の養子になれという申出も断わり
,もしそう酒坂の子供になるとしても母親が目覚めて母親と酒坂が本当にくっついて二人の幸せを見ないと納得できなかった
それに酒坂が菜緒を養子に迎えるとなった際,あの父親たちがどんな手を使うかわからないという恐怖もあり
菜緒は酒坂のことだけは一定の距離を保つようにしていた
それに気づいてかはわからないが酒坂はそんなことお構いなく近づいて菜緒の面倒をみると言い切っているから菜緒もどうしたらいいのかわからない状況になっている
だが,この状況が2年ほどになるが何もしてこないということは許容範囲ではあるが1年前のことを思い出すと
あれは警告であれ以上距離を近づけると酒坂にも被害が及ぶということも含んでいたかもしれないことを考える
(はぁ~今が問題ないなら,大丈夫か)