第12章 next day〜peacock~
「はぁ,そうかよ。菜緒は二人が幸せになるまでそういうことはしないっていうのかよ」
『うん。そういうつもり』
「納得いかねぇな」
『でも決めてるから』
「お前ぇは何もわりぃ事もしてないのになんでそんなに辛ぇ人生送んなきゃなんねぇんだよ」
『そう?私はこれでも幸せよ』
「そうかよ。でもこの先それ以上に俺が菜緒を幸せにしてやっから」
『・・・それは楽しみね』
「おめぇの母親とその男がくっつくまでに菜緒を惚れさえて,くっついたら嫁にできるってわけだ。簡単じゃねぇかよ」
『いつ嫁になるといった』
「今からさせるんだよ」
『強引な』
「うるせぇ。まぁ嫁にする以外はとりあえず何でもする」
『今でも十分なことやってるよ』
「うるせぇ!とりあえずキスさせろ」
『はぁーもう断るのも面倒くさくなってきた』
「そうやって全部俺に流されりゃいいんだよ」
『それは、嫌。そこはちゃんと自分で決める』
「チッ!」
そう言って爆豪は菜緒にいつものようにキスをした。
『はぁッ。もう毎回苦しい』
「あおってくる菜緒がわりぃ」
そう言って爆豪は菜緒の洋服の中に手を入れて横腹を撫でるようにさすった
『つっ!そこまでは許してない!』
「んだよ。触っただけだろ」
『そんな触り方じゃなかった』
「感じてるくせにうるせぇ」
『かっ!そんなことない!それ以上触ったら,向き合う前に幻滅する!』
「チッわかったよ!」
そう言って爆豪は菜緒から手を離し
「そろそろ帰る」
と言って帰る準備をやり始め
「菜緒のかぁちゃんのとこ見舞いにも行くからな,後,菜緒の親代わりのその男にも合わせやがれ」
といった
『見舞いはいいけどなんで,酒坂さんに会わせなきゃいけないのよ』
「菜緒の面倒見てるやつがどんな奴か気になるだろうが,それに将来お前の親父になるかもしれねぇやつだ。嫁にもらうやつの親に挨拶すんのは当然だろうが」
『待て待て色々わけわからん』
「わかれよ!」
『わかった。とりあえず酒坂さんは機会があればね。お母さんのお見舞いはありがとう。予定会う日に一緒に行こう』
「あぁ,じゃあな」
『うん,またね』