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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第12章 next day〜peacock~


『そろそろ私帰るね』
そう言って菜緒が立ち上がると
「近くまで送る」
と焦凍が言ってきた
『いいよ~。まだ明るいし』
「菜緒ちゃん,せっかくだし焦凍に送らせてあげて」
『わかった。それじゃ近くまでお願いします』
「あぁ,その前にちょっとトイレ行ってくるから待っといてくれ」
『わかった』
そう言って轟が部屋から出て行った
すると
「菜緒ちゃん今日はありがとうね」
『へ?何が』
「私,焦凍と2人きりになって正直何を話せばいいか,わからなかった。実際夫を思い出すんじゃないかとかたくさん考えて,全然焦凍の目を見て話せなかったの。けど菜緒ちゃんが来てくれて3人で話せて,焦凍は私の・・・優しい心を持った息子であの人じゃないてわかったの。本当にありがとう」
『私はいつものようにただ冷さんに会いたくてきただけだよ。それに冷さんと同じように焦凍も色々考えてみたいだよ。これからはしっかり2人で思っていたこといることを話せたらいいね。この先まだまだ長いんですから。ね?』
「ふふ。そうね。ありがとう」
そんな話をしていたら轟が戻ってきた
『それじゃ冷さんまた,遊びに来るね!今日もありがとう』
「こちらこそ。また遊びに来てね」
と言って病室をでた
「今日は助かった。ありがとう」
轟も冷と同じようなこと言ってきた
『ふふ。やっぱり親子だね』
「親子だからな」
『そうだね。これからたくさん話して,親孝行するんだよ』
「わかってる」
『ふふ,ここで大丈夫,ありがとう』
「あぁ。・・・・なぁ菜緒」
『何?』
「連絡先聞いてもいいか?」
『いいよ』
「いいのか」
『逆に何故聞く』
「いや,その,彼氏いたら悪いな思って」
『なんだ,その理由。それも彼氏いる前提かい。そんな人いないよ。はい。携帯出したから焦凍も出して』
「そうか。いや,なんとなく。ありがとう,連絡していいか」
『いや,そのために連絡先聞いたんでしょ』
「そうだな。また,連絡する」
『うん。私も冷さんのとこ行く時にまた,連絡する!送ってくれてありがとう。じゃあね』
「あぁ,またな」
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