第11章 sports festival~iberis~2
案の定対戦相手の女の子はボロボロで会場はブーイングの嵐
そんな時
「今遊んでるっつたのプロか?何年目だ?
シラフで言ってんなら帰れ
帰って転職サイトでも見てろ
ここまで上がってきた相手の力を
認めてるから警戒してんだろう
本気で勝とうとしてるからこそ
手加減も油断もできねぇんだろうが」
とプレゼント・マイクではない声が放送から響きわたった
それは相澤の声だった
会場はシーンとなったが試合は続いており
上から爆破での瓦礫が降ってきたが,爆豪はいとも簡単にすべて爆破し,その後女の子は戦闘不能となり運ばれていった
菜緒は黙って爆豪の戦いをみていた
終わってすぐ爆豪は一瞬菜緒の方を見るも目をそらし,控室に戻った。
(あ~ぁ。あれは女の子をやった姿を見られたくなくて拗ねてるわ。連絡しておこう。それにしても消太さん。ちゃんと生徒のこと見てるんだなぁ。ちゃんと仕事はするもんなぁ)
そう言って解説席を見て菜緒はにこやかに笑った
「菜緒どうしたの?」
『いや~雄英の先生はすごいなぁ思って』
「本当だね。流石ヒーロー科の先生だね!」
『そうだね』
次は緑谷の試合だった。相手は先ほど氷を思いっきり出した人だった。
試合は言葉にならない威力だった。
「勝者は轟!」
と会場内をどよめかせていた。
緑谷はボロボロで救護班にリカバリーガールの所へ運ばれていた。
『つっ!美優ごめん!私気分悪いからリカバリーガールのとこ行ってくる!これからの試合の経過連絡して!』
「えぇ!大丈夫!てか走っていくほど体調悪いの⁉」
そう言った時には菜緒はすでにいなかった
(出久大丈夫かな?)
菜緒は体調は大丈夫だが,緑谷の怪我が心配で急いでリカバリーガールの元へ走っていった。