第11章 sports festival~iberis~2
カーテンの横から日差しが割り込んできて菜緒は眩しく目が覚めた
『やば。寝てた!』
菜緒は普段の睡眠が3時間程度だから,アラームをかけてない
そのため,今回のように悪夢を見ずに熟睡できること自体ここ2日間だけだった
菜緒は急いで時計を確認すると時刻は6時
まだ,学校へ行くには時間はある方だった
『なんだ,まだ6時かぁ~』
そう言って菜緒はベッドからおり,口をゆすぎ,いつものように珈琲と煙草をくわえてくつろぐ
くつろいだ後に漸く学校への準備をした
「菜緒~おはよう!一昨日ぶり~。体調戻った?ちゃんと休めた?何してたの?私はね私はねってあれ?菜緒今日顔色いいしなんか髪もつやつやだね!どうして?」
『おはよ。とりあえずどの質問から返せばいいの?』
「それじゃ私の話をきいて!」
『ハイハイ』
学校へ行くと1日の始まりは美優のマシンガンで始まり,マシンガンで終わる
いつものように話を聞きながら席に着き心操に『おはよう』
と挨拶をし
「おはよ。今日もすごいな」
と美優の勢いに驚いている心操に
『でしょ』
と話しながら委員会でのやることを話したりしている。
授業が始まり,昼休憩,菜緒は美優とご飯を食べた後に用があると言ってたまに昼休憩で屋上に上がった。
屋上と言っても建物周りを囲んだベランダくらいでその上の広場は鍵がいる。
だが菜緒は誰もいないのを確認しピッキングしドアを開け,誰もいない屋上にいきそっと電子タバコをつけた
『ふ~,くつろぐ』
菜緒はこれが何よりも至福で誰もいない,天気のいい日で風が気持ちい日には必ずここにきてた
「本当,くつろげそうな場所だな」
『そうなんだよ~くつろげ・・・・え?』
「よぅ」
そこにいたのは心操だった