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PHALAENOPSIS【ヒロアカ】

第11章 sports festival~iberis~2


『全然,平気です。仕事中に電話してすみません』
「別に,気にするな」
『怪我治ってないのに仕事して大丈夫なんですか』
「指は動くから問題ない」
『怒られますよ』
「バレなきゃ問題ない」
『悪化しますよ』
「そんな軟な身体じゃない」
『・・・屁理屈』
「休んでも仕事は減らないからな。それにお前に会いに行けないだろ」
『/////何ですかその理由』
「仕事終わらせないとゆっくり休めないからな」
『無理はしないでください』
「あぁ」
『仕事の邪魔しちゃ悪いんで電話切りますね』
「別に,切らなくても大丈夫だ」
『非合理的じゃないんですか』
「そうだな」
『切りますよ』
「・・・・菜緒」
『なんですか』
「傷は大丈夫か?」
『大丈夫です。心配してくださってありがとうございます』
「それならいいがな」
『ふふ。本当に電話切りますね』
「・・・・菜緒」
『も~今度は何ですか?』
「・・・呼んでみただけだ」
『/////からかわないでください』
「楽しんでるだけだ」
『も~』
「お前の声を聴くと落ち着くもんでな,ついつい切るのが惜しくなるな」
『・・・・それは・・・あ・つっ!もう昨日はタクシー代ありがとうございました。怪我も大丈夫なら何よりです!おやすみなさい』
「あぁ,おやすみ」
そう言って電話は切れた
(私はなにを言おうとしたんだ)
〖それは私も同じです〗
菜緒はその言葉を口にだそうとしており自分でも驚いていた
『も~なんなんだ』
そう言いながら菜緒はベッドに入り,相澤の声を聴いたからか定かではないがぐっすりと眠れた
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