第10章 sports festival~iberis~
(久しぶりに最悪な思い出の夢見た)
そう言って菜緒は目が覚めた。
眠ったのもあり,熱は下がっており,その代わり洋服が濡れるほどの汗をかいていた。
それと同時に誰かに抱きしめられている事に
(あっ勝己来てたんだった)
爆豪は菜緒を抱きしめたまま寝ていた。
菜緒は起こさないようにその腕からすり抜け,シャワーを浴びた。
戻ってもぐっすり眠っている爆豪の顔を菜緒をもう一度みた。
(黙ってれば綺麗な顔してるのにな~)
そう言って菜緒は爆豪の顔を触りだした
(肌つるつるだし,髪もなんだかんだ綺麗だよなぁ~,まつげ長)
「何してやがる」
『あっ起きた』
「こんだけ触られてっりゃ覚めるわ,誘ってんのか⁉」
『そんなわけないじゃん』
「ちぃたぁ誘えや‼」
『なんで勝己を誘うのよ,てかもうこんな時間だけど勝己晩御飯どうする?家で食べる?』
「あぁ?」
そう言って爆豪は時間を確認すると時刻は18時を過ぎていた
「寝すぎたな。体調はどうだ?」
『もう大丈夫だよ』
「ほんとかよ」
そう言って爆豪はデコをくっつけてきた
「さがったな」
『だから大丈夫って』
「菜緒の大丈夫は信用ならねぇからな」
『そんな言わなくていいじゃん。そんで晩御飯どうする?私体調良くなったし,勝己がいいなら私お礼に作るし食べていく?』
「はぁ~いい。俺が作る。」
『え,勝己が。作れるの?』
「うっせぇ!料理くらい作れるわ‼俺はこう見えて器用だ‼」
『ふふ。そうだったね』
「病み上がりは大人しく待っとけ。なにか食べたいのはあるか?」
『お任せします』
「ふん!俺の料理の腕で感動させたるわ‼」
『それは楽しみだ』
そう言って爆豪は菜緒を目の前に料理を作りだした
『勝己包丁使うのウマ!意外過ぎる!』
「意外って何だよ。包丁にうまい下手ねぇだろ」
『だって上手だよ本当に。私そんなにできない』
「今度は菜緒が作れよ」
『そうだね。勝己にはお世話になったし,お礼しないとね』
「あたり前だ
・・・・後俺が体育祭で1位になったら俺と付き合え」
『それは嫌』
「んでだよ!俺は菜緒が好きだ!だから付き合え」
『勝己は私の中で友達だから。ていうかこういうのってちゃんと場を作って言うものじゃないの?』
「はぁ場なんて関係にねぇんだよ‼」