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【黒子のバスケ】帝光の天使(中学校編)

第6章 ー天使の穏やかなる放課後ー


どんなに(赤司としてはこの上なく)優しく言い聞かせても律の心配は拭えないらしいので、赤司は律に聞こえないように小さく息を吐き、話題を切り替えることにする。

「そういえば今度の中間テストは橘が転校してきて初めての定期テストだな。勉強はしているのか?」

「ん?んー、テスト勉強としてはやってないけど、一応授業の予習復習はしているよー」

どうやら思惑通りに話題を変えることが出来たようだ。
赤司は少し安心して会話を進めることができる。

「意外だな。橘が勉強しているとは思わなかった」

少しだけ冗談めいて言ってみると、それが通じたのか律は笑みを濃くした。

「律、勉強はキライじゃないんだー」

ニコニコして答えるから本当にそうなんだろうとわかる。
果たして彼女の普段生活の中で苦手に感じたり、不快になることはあるのだろうかと赤司は疑問に思うが、それはこれから一緒に過ごす時間の中で見つけていけば良い。

「じゃあ、次の中間テストは橘のお手並み拝見だな」

そう赤司が言えば、「お手柔らかに〜」と律が返す姿は周りから見ればどこにでもいる中学生同士に見える2人であった。
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