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金曜日の放課後図書室で【鬼滅】

第5章 重なる身体


「その腰では体が洗えないだろ、洗ってやるから座りなさい」



もう何が何だか分からない感情になっていた私はコクリと頷き湯船と同じ檜で作られている椅子に腰掛けた


杏寿郎は体を洗うタオルにボディソープを着け泡立たせると

触るぞ

と言い私が頷くと私の体を洗い始めた

背中から腕へ足そしてお腹

じっくりと焦らすように体を洗っていく

行為中に触られるのとはまた違う感覚で変な気分になっていた

そして胸へ来た時杏寿郎はボディタオルを置いて手に直接ボディソープをつけて泡立たせた



「胸は女性にとって大事な部分だろう、だから直接洗うぞ」


「いい...よ」


バックハグをする要領で私の後ろから手を回し胸を洗いだした

私は後ろにいる杏寿郎に体を預ける


最初は優しく揉み砕くようにゆっくりとだが決して先端部分には触れない



「ぁ、っっ」



声が出ないように歯を食いしばるが杏寿郎は私のくだらない抵抗をなぎ倒すかの如くこねくり回すようにして胸を洗っていく


声が響いて千寿郎くんに聞こえたらまずい

その考えが頭に反芻して声を出させないようにしている


与えられる不規則で確かな快感に声も出すことが出来ない私は生理的な涙が溜まっていく


依然杏寿郎は無言だが吐息と腰の辺りに当たっている杏寿郎のモノがハッキリと興奮していることを主張している



「冬華っ」


「っんっ、ぁっっ、なにっ?」



精一杯に甲高い声が出ないように意識しながら返事をして振り向く

目の前にあるのは顔を赤くさせ息も絶え絶えな杏寿郎



「すまん口を開いてくれ」



素直に口を開くと侵入してくる杏寿郎の舌

私もそれに必死に応えていつもより激しく舌を絡める


そして未だにビンビンになっている私の胸の頂きに触れようとしないその手つきにいい加減耐えきれなくて杏寿郎の手に自分の手を重ねると触って欲しいそこへ誘導する



キスをしながら杏寿郎は目を見開いたが目で私がいいのと訴えると分かったと言うような目線を送ってきた


それがきっかけとなり先端部分を弄り出した杏寿郎


本当に初めてなのか?


そう思わせるくらい杏寿郎は胸を弄るのが上手かった
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