第1章 噴きあげ!
私は正式に居候が決まって、宇髄先生に家まで送ってもらい、制服と私服と下着を取りに帰ってきた。
「そうだ、」
「なんですか?」
一通り荷物をまとめ終わって、再び宇髄先生の車に乗り込んで宇髄先生と煉獄先生の家に向かう。
「お前の寝るとこ、俺らと一緒のとこでいいか?」
「ン”ン”ン”!!」
爆弾発言に喉の変なところから変な音をさせてしまった。
「俺と煉獄、いっつも同じ布団で寝てるし、お前もその間にくればいいだろ」
どうしてそんな涼しい顔をして恐ろしいことを言えるのだろうか。
仮にも男と女だということを忘れていないだろうか?
「いやいやいや、それは流石に…」
「じゃあ床で寝てもらうしかねぇけど」
毎日床で寝ていたらいつか風邪も引くし、身体中痛めてしまうこと間違いなしだ。
それに…
ーまぁ、間違えて一線越えてもいいか…
そんな妄想をしていると顔が崩れていっていたのか、宇髄先生はゴミを見るみたいな目で私を見ていた。
「間で寝させてもらいますね…ぐへへ」
「そのキショい顔して寝床にくるのはやめろよ…」