第2章 お仕置きパラダイス?!
「宇髄、これでは仕置きにならない」
大真面目な顔でそう言った煉獄先生を宇髄先生は目を丸くして見つめていたが、数秒後には口端をつりあげてニヤリと笑った。
「そうだな、分かった」
「へ?え?」
あぐらをかく宇髄先生の上に座らせられた私の目の前に、煉獄先生は改めてプリントとシャーペンを置いた。
「俺たちの仕置きはまだ途中だが、君はプリントも途中だろう?一緒にやったら効率がいい」
「はぁ…」
イケメンの上に座って勉強が出来るだなんてこれ以上にいい環境はないかもしれない。
そう思うと鼻の下が伸びてきて、自分がブラを曝け出していることなんて忘れてしまっていた。
「徳川家の将軍の名前を全員書きなさい…やば、家康しかわかんない」
あらかじめ用意しておいた日本史の教科書を取ろうとすると、ピクッと指先が甘く震えた。