第2章 お仕置きパラダイス?!
「おいおい、煉獄から聞いたぞ?お前、授業聞いてねぇんだって?」
宇髄先生が顔を覗き込むようにして、私に問いかける。
派手だが整った顔立ちに見つめられると誰だってときめくものである。
私は視線を逸らそうとしたが、煉獄先生に咄嗟に顔を掴まれ、阻止された。
「え?!ちょ、煉獄先生!宇髄先生に言ったんで、んう!」
最後まで私に喋らせるつもりもなく、煉獄先生は私の唇に自分の口を重ねてきた。
初めてのことで、体勢のせいもあり、私は煉獄先生の口付けにされるがままである。
くいっと顎を持ち上げられ、舌が割り込んでくると、頭がふわふわしてきて、何も考えられなくなる。