第2章 お仕置きパラダイス?!
放課後。
本当なら推しのいる家にルンルンで帰れるはずなのに、職員室に立ち寄って煉獄先生から課題プリントを与えられた私は憂鬱でしかない。
家に着き、カードキーで部屋に入ると、玄関には靴が一足もなく、まだ誰も帰ってきていないようだった。
手を洗い、部屋着に着替えて、手早く晩御飯の用意を済ませてしまうと、明日の朝イチで提出の課題プリントを眺めた。
文章を織りなす文字がただの羅列に見えてきて、私はプリントを掴むと、勢いよく寝転がり、大きな声を出した。
「分かんないよ!!無理!!」
「それは君の責任だろう」
顔面に黒い影が落とされると、そこには煉獄先生と宇髄先生がいた。
「あ、お帰りなさい」
私はごろりと寝返りをうち、2人を見上げる。