第2章 お仕置きパラダイス?!
「行ってきます!」
「また後でな〜」
宇髄先生と煉獄先生とのドキドキ居候生活が始まって翌日、私は先生たちよりも先に家を出て、徒歩10分の道のりを歩いていく。
煉獄先生のスペアのカードキーを応急処置として私の鍵にしてもらい、自由に出入り出来る様に手配してくれた。
ー夢みたい…
カードキーを財布の中にしまい、私は空を見上げる。
不思議といつもより空は青く見えて、胸の中に温もりが宿っていく。
ー推しと…同部屋…
一度は夢みたシチュエーションに心は弾む。
突然襲われかけたのはびっくりしたけど、正直、先生となら…
私はそんな煩悩を掻き消すべく、頭を横に振って学校まで走り出した。